初めて出店する即売会、ZINEや本は何冊刷るべき?自主制作におすすめの印刷会社も紹介

初めて即売会に出店する際、ZINEや同人誌の印刷部数の決め方に頭を悩ませる人は少なくありません。刷り部数が少なすぎれば売り切れのリスクがある一方、多すぎると在庫を抱えてしまう恐れがあるからです。
この記事では、同人誌など自主制作物の最適な印刷部数の決定方法と、ZINEや本の印刷におすすめの業者を紹介します。
初めての自主制作で失敗しないコツをつかみ、印刷コストを抑えつつ、作品を手にとってもらえる機会を最大化するヒントが見つかるはずです。
初めての自主制作で失敗しないZINEや本の印刷部数の決め方
需要予測のポイント
印刷部数を決める上で重要なのは、「どれくらいの需要が見込めるか」を可能な限り正確に予測することです。
- 過去の販売実績がある場合は、それらを参考にする
- 作品の認知度や作風から、潜在的な購入者数を推し量る
- SNSでの反響やフォロワー数なども目安にする
当日の天候や開催規模、会場のキャパシティなども印刷部数に影響するため、過去の実績をそのまま当てはめるだけは要注意です。
在庫リスクを避けるなら少なめに
在庫を抱えるリスクを避けたいなら、想定の8割程度に抑えめに刷るのも一案です。
- 品切れが怖いからと言って、必要以上に刷らない
- 少なめに刷って完売すれば、再版に弾みもつくと考える
- 在庫が少なければ購入検討中の人の決断も早まるかもしれない
完売は悪いことではありません。逆に品薄感が話題を呼び、次回の販促にもつながるのです。
印刷コストのバランスを考える
コスト面からいえば、一度に大量に印刷した方が1冊あたりの単価は下がります。ただし、安さを優先するあまり必要以上に印刷するのは避けましょう。バランスが大切です。
- 10部、30部、50部など、まとまった部数で注文すると割安になる
- 中途半端な部数にすると、単価が高くなることも
- 増刷を見越して最初から多めに刷るのもあり
通販まで見据えて多めに刷るのも手
多めに刷った場合は、後日SNSなどで通販する選択肢もあります。当日買い逃した人や遠方のファンにもアプローチできるでしょう。欲しい人に行き渡る機会が増え、長期的な認知度アップにも繋がります。
即売会後も継続的に販売できるなら、想定より多めに印刷するメリットは大きいと言えます。その分、在庫管理や発送作業などの手間は増えるため、バランスを考えるとよいでしょう。
印刷部数を決める上で、需要予測、在庫リスク、印刷コスト、通販対応などを総合的に考慮することが肝心です。慎重に検討し、初めての即売会を成功に導きましょう。
つづいて、ZINEや本の印刷におすすめの会社を厳選してご紹介します。
自主制作ZINEや本の印刷におすすめの会社3選
ニシダ印刷製本
ニシダ印刷製本は、文芸書・自分史・詩集・同人誌等の自費出版や、テキスト・マニュアル・名簿等の冊子の印刷から製本までを専門としています。
CTPシステムの導入により低コストでの提供が可能で、小部数ならオンデマンド印刷で短納期を実現。オフセット印刷では写真画像も高精度で鮮やかに仕上げます。
アナログ・データ・手書きの3種類の原稿形態に対応し、原稿作成が苦手な方には代行サービスもあります。
自費出版に関する様々な相談に乗ってくれるので、初めての方でも安心して利用できるでしょう。
公式サイト:自費出版は安くて早い当店にお任せください|ニシダ印刷製本
冊子印刷のオリンピア
冊子印刷のオリンピアは、創業50年で30万冊以上の実績を持つ、冊子印刷に特化したサービスです。
自社ビル内で一貫生産を行うことで機密性とスピードを確保し、高品質な冊子を提供しています。テキスト・マニュアル・論文・報告書など、様々な用途の冊子印刷に対応可能です。
完全データ入稿だけでなく、ワードやパワーポイントなどのデータ、さらには紙原稿からの入稿も受け付けており、原稿作成の手厚いサポートが特徴。環境に配慮したFSC認証紙や植物油インキの使用など、エコロジーにも積極的に取り組んでいます。
全国どこでも送料無料で、最短3日での発送を実現。大学や研究機関をはじめ、多くの企業や団体から選ばれています。
公式サイト:冊子印刷のオリンピア|1冊から注文OKの冊子印刷サービス
ラクスル
ラクスルは、印刷とデザインに特化したオンラインサービスです。
チラシ・ポスター・名刺など各種印刷物から、ノベルティグッズ、アパレル制作まで幅広く対応。豊富なデザインテンプレートを用意し、素人でも簡単にデザインできるのが特徴です。
全国送料無料、最短翌日発送の商品も多数。無料の印刷サンプルで質感や仕上がりを事前に確認できるのも嬉しいポイントです。
ネット印刷会員数No.1の実績を持つ、頼れる印刷サービスといえるでしょう。
公式サイト:ラクスル株式会社 | 印刷・広告・物流のデジタルプラットフォーム
まとめ
初めての自主制作本の印刷部数を決める上で重要なのは、需要予測と在庫リスクのバランスを考えることです。
過去の実績や作品の認知度、SNSの反響などから需要を予測してみましょう。在庫リスクを回避するなら想定の8割程度にするのも一案です。完売は品薄感を生み、次回の販促にも繋がります。即売会後の通販まで見据えて印刷部数を決めるのも賢明でしょう。
あなたのZINEや本が多くの読者の手に届くことを願っています。